今日からお前もcaptain of the ビル

こんばんは。ビル管理会社の男です。

 

世間では人手不足が深刻だと取り沙汰されていますが、

ビルメン業界もそれは例外ではありません。

 

汚い

きつい

カネ安い

じゃ確かに人は来ないですよね。

 

そんなんだったら新卒カードとかにいつまでもこだわって大学出の肩書きだけをよすがにゲームとかやってひたすらに自分らしさと「やりたいこと」をいつまでも思い描き続けいつまでたってもアルバイト生活とSNSスマホを24時間中16時間くらい見ながら餌を食べウ○コ製造機と変わらない自分のプライドを大切にいたわり続け、飽きたら「これは本当の私じゃない」とか他のせいにして、結果社会人としての対応力とかうるせーオヤジをいなす能力だとか20~30代にしかできない経験を海外からの労働力に奪われて最終的にはアベアソウコイケが悪いだの野党しっかりしろだの言ってりゃいいんですよね。(めっちゃ早口でry)

 

家にこもってる人はヒマなだけにネットで今日も大暴れ。

普通に会社勤めしたり家庭を守ったり何かに愛情を注ぐことにいとまがない人は、そもそもツイッターで噛みついたりしないですもんね。

 

己のクッセェ欲望を建前と基本的人権を盾に理論武装することで、

そのきたねえ顔や体型を公衆に晒すことなく無責任に発信できる世の中。

いい世の中です。

 

どうも話が逸れるな… 

 

さてプライドの無い私がビルメン業界に足を踏み入れたキッカケは、

紹介があったからでした。

 

ーーーーーーーーーーー伏線なき回想ーーーーーーーーーーー

私はもともとフォークリフトを乗り回すガテン系現場で22歳くらいまで仕事をさせていただいていたのですが、毎晩のように酒を飲んでクダを巻かれる上司や、同じ顔ぶれとしか会わない毎日に、

このまま一生 肉体労働で武闘家の道を行くのではなく商人のが自分には合ってるんじゃないかなと自分を省みまして、かといってオツムも並で取り柄もない自分がナニしたいのかなと思ったところ、スーツを着て仕事してみたいなとの単純な思いから、錦糸町ハローワークに飛び込み、学歴なくても採用してもらえる会社へ応募し、いつだって人手不足といわれる営業なら落とされないだろと思って営業を選びました。

ご縁をいただいた会社は工業部品を扱う小さな商社だったのですが、何に使うのかよくわからないモノの品質確保と納期に追われる毎日。

 

意識高いイケメン同期と、元ヤンの大らかできめ細かい部長に恵まれたこと、好きな人が出来たのは収穫でしたが、どちらかというと楽しくはない仕事でした。スーツも2着しかなくて、どっちも膝がツンツルテンになりましたし、ケツのポッケも営業車をあちこち走らせてたらいつのまにか破れて穴があいたり、栄養失調でしょっちゅう寝坊したり

 

営業成績もズタボロでしたが、スーツ姿も板に付いてきた3年目、もうちょっと楽しい仕事したいなと考えていたとき、会社で一緒に仕事をしていた事務の方が先に辞め、ほどなくして「若い人を募集してるよ」とお誘いをもらい、とんとん拍子に話が進み、晴れて建物管理の会社(その当時は2人しかいない小さい会社でした)に採用いただいたのでありました。

 

社長は団塊世代&酒乱のクソジジイで、人格否定とか見下されたりとかほぼ毎日モラハラを地でいく人でしたが、仕事は本当によくできる人でした。ので、なんとかその「一人でも生きていける」スキルを盗みたくて食らいついていきました。いやあ、あのとき会社を訴えることも出来たでしょう、残業代を請求して4~500万円はとれたとも思いますが、そんなハシタ金よりもっと価値ある能力を得ることができましたよ。

 

 

管理会社(ビルメンとしましょうか)になってから

今までの経験はすべてブッ飛ばされ、ゴキちゃん以下の扱いを受けて

腸炎を患い高血圧持ちとなってはしまいました。

ーーーーーーーーーー回想終わりーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

自分で色々と決裁できる権限を持って

大切なお客様のために仕事を出来る現在から振り返れば

あの苦闘の日々もうっすらと甘いのであります。

 

でも、この気持ちを誰に理解してもらわなくってもいいです。

キツい思いや理不尽な闘いを経験した人にのみ

行けるステージや生活があるはずですから。

 

宅建試験も2度目の正直で40点オーバーとれたし。

私の管理会社人生、これからが本番です。

 

ま、何が言いたいかというと

 

ビルメンは「大きい会社」であればあるほど

捨て駒にされますな

 

ってことです。

 

若いうちは企業ブランドにしがみつかない方がいいスよ。

でないと、「自分がブランド」になるのはかなり難しくなるから。

コレホント。

 

本日は以上です